【耳鳴りの症例】 突発的な耳鳴と首の痛みで来院

突発的な耳鳴りと首の痛みで来院
一か月前から耳鳴りを感じる
病院ではストレスが原因と言われた
八王子市で勤務 40代 会社員
【初回時の訴えとお悩み】
- 1カ月前から右耳に低音性の耳鳴りを感じている
- 数カ月前から右首と肩甲骨のまわりに強いコリと痛みを感じることがある
- 夜寝ているときも耳鳴りがして睡眠が満足に取れない
- 不眠症になりそうで心配だが、睡眠薬に頼ることには抵抗がある
- 耳鼻科の検査では聴力は正常でストレスによる耳鳴りではないかと言われた
- 八王子で勤務する同僚に紹介されて当院に来院
【検査と施術】
- 姿勢:頭部が前方にあり、背中を丸めて座っている
- 頚部、胸部の背骨の可動域の低下
- 右肩甲骨、肋骨まわりの可動域の著しい低下
- 首と肩まわりの筋肉の緊張と圧痛
- 鎖骨下動脈・静脈、内頚動脈・静脈、頚リンパ節、鎖骨リンパ節の血流低下の疑い
- iPhoneアプリの聴力チェックでは、普段聞こえている耳鳴りは450Hzくらいの音域とのこと
- TAS9による自律神経測定では、疲労とストレス土が標準よりも高く、血液循環の低下が見られる
- 頭蓋のゆがみ:側頭骨、蝶形骨、顎関節にズレ
施術:
頚椎、胸椎のゆがみ矯正、頭蓋矯正、顎関節の関節刺激
首と肩の筋肉治療(IASTMツール、percussorによる上部僧帽筋、胸鎖乳突筋、大円筋などのリリース)
スーパーライザー照射による動脈・静脈・リンパ循環の促進
Rumix2による星状神経節照射、内耳付近のPhotobiostimlation(光活性生体刺激)
横隔膜のリリースと呼吸法の指導
【施術のご感想】
- 初回に伺った際には、首まわりのコリを強く感じており、首のまわりに軽く触れるだけでも、痛みを感じるほど過敏な感じがありました。2回目のときには首の痛みは半減しており、3回目のときには耳鳴りが80%くらいまで少なくなっていました。5回目のときには最近ずっとつらい思いをしていた首の痛みと肩こりがすっかりなくなり、耳鳴りも20~30%くらいまで減ってきました。
- カイロプラクティックを受けるようなってから、夜はぐっすり眠れるようになり、夜中に耳鳴で目を覚ますこともほとんどなくなり、本当に助かりました。1カ月くらい施術を続けてからは、耳鳴りすっかりなくなり、以前よりも姿勢が良くなったせいか、呼吸が深くできるようになったと感じます。
- 仕事に追われて自分の体の調子に気を配ることが少なかったので、背骨のゆがみや自律神経の働きを乱れたことが今回の耳鳴と首の痛みの原因だという説明をしていただき、今後は健康面にも気をつけて生活習慣を改善していきたいと反省しました。
【担当コメント】
突発的な耳鳴りと首の痛みで来院されたケースです。
夜寝ているときにも耳鳴りを感じていたということで、初回来院の際にはとてもつらい状況であるというお話を伺いました。お悩みを解決するお手伝いをさせていただき、お体が楽になっていただけたことをとても嬉しく思います。
耳鳴りというお悩みのつらさは、常に耳の中に音を感じることで、夜間の睡眠リズムが大きく乱されたり、仕事に向き合う集中力が低下したり、疲れやすくなったりすることです。
サンスマイル八王子では、これまでに多くの耳鳴り・難聴・めまいの方がご来院されています。耳鳴りでお困りの方々の特徴として、普段よりも内耳を通じた刺激を多く受けるせいか神経系や大脳に疲労が蓄積し、他の刺激にも敏感になっていることが考えられます。機能神経学では、これを大脳半球の機能低下、神経ネットワークの機能不全として扱います。神経細胞は必要な栄養素、酸素、電気刺激が少なすぎたり、多すぎたりすると細胞が弱ったり、ショートして死滅してしまうことがあると考えられています。
難聴や耳鳴りを感じている方は発症してから出来るだけ早くに施術処置を行うことが望ましいのはこういった理由があります。聴力を感知する内耳付近の細胞と大脳の聴覚野との間をつなぐ情報神経ネットワークは、自律神経や頚部の神経とも深い関わりがあります。また、耳の内部に栄養や酸素を運ぶ動脈や、老廃物や細胞の燃えかすを排泄する静脈やリンパ節は、心臓から鎖骨付近を通り、首の前面や側面から耳の内部に送られています。肩こりや首の痛みを感じる方の多くは、僧帽筋や胸鎖乳突筋という首まわりの筋肉が過剰に発火(過度な筋収縮)し、首と頭部を巡る血液循環を大きく阻害している可能性があります。
慢性的な肩こりや首の痛みを長期間放置している場合には、頚椎のゆがみや血流の低下が生じ、聴覚やバランス感覚など内耳の機能低下を起こす可能性が高まります。
このような場合には、IASTMツールやPercussorなどの最新筋肉治療に加えて、カイロプラクティック・整体による頚椎や背中、肩甲骨などのゆがみ矯正を施し、神経機能の改善を図ることがとても効果的です。
また、耳鳴、難聴、めまいなどの内耳障害の場合、聴覚障害の原因の一要因となる聴覚神経や前庭器官の治癒代謝促進と細胞活性化を目的としたPhotobiostimulation (Photobiomodulation)も非常に効果的です。特に低音性難聴や低音性耳鳴りの症状でお悩みの場合には、LLLT近赤外線光線による内耳細胞の代謝改善が効果的であるというデータが、欧米の研究機関ではこれまでに複数発表されており、最新の耳鳴り治療として注目されています。また、星状神経節や上頚神経節という交感神経幹に光線照射することで、脳の血流改善と自律神経の正常化を促し、感音性神経障害の改善にも同時にアプローチします。耳鼻科での内科的な処方と併行して、これらの海外最新の内耳機能改善トリートメントをお試しいただくことをオススメします。
WHO基準カイロプラクティック
サンスマイル八王子
東京都八王子市子安町1-26-14-102
JR八王子駅南口徒歩4分、京王八王子駅徒歩8分
八王子みなみ野、相模原、橋本、日野、立川からも来院多数