【症状ナビ・顎関節】血糖値の乱れと顎関節症
【症状ナビ】血糖値の乱れと顎関節症
サンスマイル八王子<顎関節症・改善プログラム>
血糖値の乱れと顎関節症
サンスマイル八王子では、2010年の開業より多くの患者様にご来院いただき、その施術経験から顎関節症の原因の多くは、血糖値の乱れに関わっていることを見出しました。
お米・パスタ・パンなどの炭水化物、糖分の多いお菓子や果物を好んで食べている方は、食後に血糖値の急激な上昇を生じ、数時間後には血糖値が食前よりも下降する反応が食事毎に起こっている可能性があります。
実は食事内容や食習慣が噛み締めグセや歯ぎしりなどの顎の痛みの原因をつくっていることが多いのです。慢性的な顎の痛み、顎のカクカク音、口を開けにくい、顎の運動障害などは、良くない食習慣による血糖値の乱れによるものかもしれません。
顎関節症がなかなか良くならない、長期間痛みに苦しんでいる方では、以下のような食事内容の見直しを行うことがとても大切です。
血糖値をコントロールするホルモン
- インスリン:食後に余った血糖を脂肪内に取り込ませたり、余った糖から脂肪をつくることによって、血糖値を下げる作用があります。
- アドレナリン、グルカゴン、糖質コルチコイド:血糖値が低くなると、肝臓でグリコーゲンの分解を促進し、血糖値を上昇させる作用があります。他にも成長ホルモン、甲状腺ホルモン、ノルアドレナリンが血糖値を上昇させる作用を持っています。
血糖値を下げるホルモンがインスリン1つだけであることに対し、血糖値を上昇させるホルモンは6つもあることから、我々の体にはいつどんなときでも血糖値が下がった状態に陥らないように血糖値を上昇させる調節機能が備わっていることが分かります。
食後に血糖を下げる作用をもつインスリンの働きが低下しているのが、糖尿病や糖尿病予備軍といった状態です。
糖尿病有病者と糖尿病予備群は、いずれも約1,000万人(人口の12.1%)と推計
平成28年「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)より
つまり現代社会では、顎関節症は糖尿病や肥満に関わる現代病ともいえます。顎の食いしばりや歯ぎしりに加えて、肩こり・首の痛み・動悸・イライラ・睡眠障害なども血糖値の乱れによって生じている可能性があります。
現在のように飽食の時代では考えられませんが、人類が生まれた400万年前からつい100年前までの間には食べ物にありつけずに飢餓状態にあることの方が多かったことに起因します。充分な食べ物にありつけないときに体内の血糖値が下がり切ってしまうと、体をすばやく動かしたり、頭を回転させることに支障が生じ、自然の中で天敵に食べられてしまう可能性があるからです。
常に空腹で飢餓状態にあった400万年間に備わった遺伝子のコードはたった100年では遺伝子の進化(遺伝子の自然変異)には時間が短すぎるといいます。
飽食の現代ではこの血糖調節システムが糖尿病をはじめとする生活習慣病、過度なストレス反応、アレルギー、不眠や歯の食いしばりなどの自律神経失調にも関わることが少しずつ分かり始めています。
血糖値の上昇と心身の緊張
アドレナリン、ノルアドレナリンなどのカテコールアミンは、戦闘や逃避の際に放出されるホルモンで心身を強く興奮させる作用があります。血圧・心拍数の上昇、代謝の促進と熱産生、胃腸運動の抑制など、交感神経の活動が亢進することによってこれらのホルモンが分泌されると体が興奮・緊張状態に急激に変化します。
アドレナリンが脳内に分泌されれば、昼でも夜中でも「よーし、今から獲物を狩りにいくぞ!」という興奮性のスイッチが入るため、無意識のうちに体を緊張・硬直させることにつながります。この一連の反応が睡眠時の脳の覚醒、食いしばり、歯ぎしりなどの一因となり、朝起きた時の疲労感や首の痛みを感じる、眠りが浅い、夜中に目が覚めるなどの症状につながります。
食後の甘いものには要注意!
例えば、昼食にラーメン、パスタ、パンなど炭水化物を中心とする食事だけで済ませると、食後すぐに血糖値が急上昇し、1~2時間後にはインスリンの作用で血糖値は急下降します。血糖値が下がるこのタイミングでは、脈拍や血圧が下がり、眠気や頭がボーと感じることが多く、甘いものを食べたくなる欲求に駆られることもあります。
血糖値に極端に低下すると、次にアドレナリンなど興奮性のホルモンが作用し、再び血糖値を上げようとする調節機能が働きます。この際には体の緊張(肩こり、食いしばり、手に汗をかく、脈拍や血圧が上がるなど)、精神的な興奮(イライラ、ドキドキ、落ち着きの無さなど)を感じることになります。
大切なのは、食べる順序と食後の過ごし方
正しい食べ方:野菜やお肉などのおかず→ご飯、果物など 悪い食べ方:空腹でビール、ご飯、パン、お菓子などを食べる 食べ方の順序として、食物繊維やタンパク質を多く含む食材を先に食べることで、炭水化物の吸収率を大幅に下げる効果があります。
空腹時にお菓子や甘いものを食べる習慣があると血糖値の乱高下を生じやすいため、間食しなくて済むように食事をしっかり摂ることが大切です。間食には甘いお菓子やパンなどをナッツ類や豆類などに置き換えると血糖値をコントロールしやすくなります。
食後の理想的な過ごし方として、食後はすぐに歩くこと(15~20分程度)をお勧めします。 食べ終わってお箸を置いたら、もしくは洗い物が終わったらすぐに歩きに出かけることを理想的です。筋肉を使うことで体内に吸収された糖分を消費し、インスリンが分泌される前にエネルギー消費を促してあげましょう。私は毎食後には必ず、15~20分程度の軽いウォーキングに出かけていますが、習慣にするととても体が軽くなり、消化が促される効果を実感します。
食後に座っていたり、動く時間がないときには、血糖値が乱れること(脈が速くなったり、体がフワフワする感覚、不快になる)を自覚できるようになります。
食後にすぐに歩くことは便秘や逆流性食道炎などの胃腸障害を抱える方にもお勧めする習慣です。血糖値のコントロールだけでなく、消化の促進を促す効果があるので、簡単に改善できる習慣として取り入れていただきたいと思います。
サンスマイル八王子の栄養カウンセリング
慢性的な食いしばり癖、歯ぎしり、首こりや肩こり、不眠、めまいなどの自律神経症状のお困りの方は、栄養状態を見直していただくことをお勧めします。
サンスマイル八王子では、分子整合医学や機性栄養学を用いて、痛みや不調に関わる栄養素の欠乏や体質の特徴を分析し、あなたの状態に合った食事内容や栄養素の補給について改善をお手伝いします。ご希望の方は、施術時間とは別にご予約をお取り下さい。
栄養カウンセリング ¥5,300/回(約30分)
顎関節症・その他のページはこちら・・・
<顎関節症、顎の痛み解消> 施術料金
オーダーメイド・カイロプラクティック
(機能神経学、アプライドキネシオロジー、頭蓋矯正など含む)
- 初回施術料 5,300円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 5,800円/30分
*内臓整体、経絡治療、背骨の矯正、筋肉調整などを上記に含みます。
カイロプラクティック&近赤外線光線療法のダブルケア
- 初回施術料 7,400円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 7,900円/30分
*顎関節症、顎の痛み、頭痛、めまい、首の痛み、慢性の肩凝りなど、筋肉と関節・自律神経に関わる不調でお悩みの際には、スーパーライザー、Rumix2などのLLLT(近赤外線光線療法)とカイロプラクティックの併用により、より早い回復を促進することが期待できます。
*病院での検査データ(MRI、X線画像、血液検査など)について お手元にある場合、施術の際に参考となりますので来院時にお持ちください。
顎関節症、顎の痛み、顎のカクカク音、頬の痛み、口が開かないなど顎に関わる症状のお悩みの方は、我慢なさらず一度ご相談ください。早めの対処をお勧めします。
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顎関節専門院・サンスマイル八王子
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