【症状ナビ】四十肩・五十肩
つらい肩の痛み、四十肩・五十肩を早期回復!
中高年のお悩み <四十肩・五十肩とは>
四十肩・五十肩は肩関節、肩甲骨、腕まわりの不快な痛みと動きの制限を伴うつらいお悩みです。
ある日突然、肩に痛みが発症して腕が充分に上がらなくなるため、上着の脱ぎ着や洗面時など日常の動作にも不自由を感じるようになります。
夜中に寝がえりをうつときに強い痛みで目が覚めてしまい睡眠不足になる方も多く、慢性疲労にもなりやすく患者さんの健康状態を低下させてしまいます。時間の経過とともに痛みが軽くなる傾向がありますが、痛みを放置して数カ月が経ってしまうと回復が1年~数年の長い期間が及ぶこともあります。
炎症徴候と痛みを伴う時期⇒ 関節の可動域が低下する時期⇒ 痛みが回復して柔軟性も徐々に改善する時期といったいくつかの段階に応じて、それぞれ治療法や対処法が異なっています。そのため、段階に応じた適切な処置を行い、痛みや可能域の制限に関して早期回復を目指すことが大切です。
フローズンショルダー/肩関節周囲炎
四十肩・五十肩は別名で肩関節周囲炎、癒着性関節包炎、腱板症候群・腱板炎とも言われており、英語ではfrozen shoulder(フローズンショルダー、“凍っている肩”の意味)といいます。ひどくなるとじっとしていても肩・腕・背中や首に痛みを常に感じることがあります。
肩の強い痛みによって、腕を肩の高さよりも高く挙げることができなくなり、日常生活に支障をきたすのが最大の特徴です。四十肩・五十肩では、発症初期に正しい治療を行うことで症状の長期化を防ぐことにつながりますので、発症が疑われた場合には出来るだけ早い段階での診断と治療が望まれます。
四十肩・五十肩は40歳以上で発症が増える
一般人口では2%、糖尿病患者では20%の方々が四十肩・五十肩を発症しているという研究データがあります。四十肩・五十肩を抱える人のうち、38.6%の人が同時に糖尿病を患っています。
40歳以上や閉経初期の女性では特に多く発症する傾向があります。四十肩・五十肩を患う人の70%は他の疾患(糖尿病、頚椎椎間板ヘルニア、甲状腺機能亢進症、肺疾患)を抱えているというデータもあります。ですから、四十肩・五十肩の人では、他にも病気がないかを必ずチェックすることが大切です。
四十肩・五十肩の特徴
- 多方向で肩関節の可動域が制限される
- 肩関節の外旋運動(手のひらを外に向ける動き)の低下
- 肩関節の動きの最終域での強い痛み
- 四十肩・五十肩になると続いて反対側の肩でも発症することがある
- X線、MRI画像では原因がわからない
- 痛み止めや消炎鎮痛剤があまり作用しない
- 痛みの回復と動きの回復に数か月~1年以上かかることもある
- 症状が進行すると肩や腕の筋肉が委縮して筋力が弱くなる
- もともと運動が不得手で、あまり体を動かさない人で発症しやすい
- パソコンや座り仕事などの事務職などの方で発症しやすい
- 猫背で姿勢が悪く、背骨の柔軟性が乏しいことが背景にある
- 夜寝ているときに肩の痛みで横向きでは寝られなくなる
四十肩・五十肩になる人の訴え
- 腕を肩の高さよりも高く挙げることができない
- 腕を上げようとすると、腕や肩・首や背中に痛みを感じる
- 寝ている時や夜間に強い痛みを感じる
- 進行するにつれて徐々に痛み刺激に敏感になる
- 症状が進行すると二の腕や背中、首にも痛みが拡がる
- 洗髪やクシで髪をとかす動作、ドライヤーを使うことができない
- 上着を着る動作やシャツを脱ぐ動作ができない
- 肩や腕を牽引すると痛みが和らぐことが多い
- 血液循環の低下による肩や腕の冷えを感じる
- 肩の位置が上がって前方に巻き込む姿勢になる(巻き肩)
- 長引く痛みのために心身が疲れやすくなる
- 運動神経が低下して握力が落ちたり、咄嗟に手が出なくなる
四十肩・五十肩は関節包内圧の低下が原因
四十肩・五十肩の原因
肩関節を構成する関節、筋肉、靭帯、関節包などが、代謝の低下によって組織の変性を起こすことで生じると考えられています。とくに普段からあまり運動をせずに猫背姿勢で関節や筋肉が固まった状態でいると、肩まわりの組織の変性が起こりやすいので要注意です。
以前は四十肩・五十肩は肩関節まわりの組織癒着だと考えられていました。癒着とは組織が炎症を起こした後に固く固まってしまうことで痛みを感じることです。切り傷の傷口が治癒ともに固くなることは経験があると思います。
近年の研究データでは、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎、フローズンショルダー)は、関節包内圧の低下による肩関節包の委縮によって、肩まわりの運動メカニズムが崩れることが主な原因となっているということがわかってきました。ですから、米国では治療方法も以前とは異なるアプローチが良いとされるようになりましたが、日本ではまだまだベストな治療法が広く普及していません。
つまり、組織癒着を改善する治療ではなく、関節包内圧を高めて正しい運動パターンを再教育することが治療の正しい目的となります。よい高い効果を生み出して一日も早くつらい痛みと不自由な動作から解放されることを願って、フィジックでは今ある最新の治療方法をご紹介しています。
以下のような要因がいくつか重なったときに、四十肩・五十肩の症状が始まることが考えられます。生活習慣や普段のライフスタイルによって、四十肩・五十肩を発症するかどうかの頻度はかなり変化します。
四十肩・五十肩を発症する人の肩関節は?
- 血液循環、リンパ循環が低下
- 血行低下で老廃物が蓄積
- インナーマッスルに筋力の低下
- アウターマッスルに筋肉の強いこりや張り
- 肩関節、肩甲骨、背骨の柔軟性が低下
- 運動神経の低下
四十肩・五十肩による筋肉の萎縮と関節の癒着
四十肩・五十肩は、反射性交感神経制萎縮症、反射性交感神経性ジストロフィー(RSD: reflex sympathetic dystrophy)とも関連があると最近では考えられるようになりました。RCDは打撲、骨折、捻挫などの外傷をきっかけにして患部の痛みや腫れが起こり、それが原因となって運動の制限や関節の拘縮、組織の癒着を引き起こす病態を示します。
患部周辺だけでなく、損傷組織を通して自律神経に機能低下が起こるために、痛みや拘縮が外傷部位よりも広範囲に拡がってしまうケースもあります。これらの障害は組織の損傷がきっかけとなり、神経系の機能異常につながって過度な痛みや運動制限が長引いてしまうため、カイロプラクティック・アジャストメントによる神経系のリセットが何よりも有効です。
四十肩・五十肩を長期にわたって患うと、運動神経の連絡経路が経たれ、筋肉が委縮して肩や腕の筋肉が痩せ細ってしまうケースをたくさん目にしてきました。痩せ細った筋肉を元通りに修復するためには、まずはカイロプラクティック治療による運動神経系の機能回復とその後の運動リハビリテーションが有効です。
四十肩・五十肩(癒着性関節包炎、肩関節周囲炎)のステージレベル
*区切りは大まかな目安です。
ステージⅠ:凍結の前段階(数週~1カ月程度)
肩の痛みあり。この段階での積極的な介入はステージの進行を防ぐ効果が高い。頚椎や胸椎などの背骨、肩関節や肩甲骨について、カイロプラクティックのアジャストメントを行うことで痛みの回復効果が高い時期。
炎症が起こって強い痛みを伴うことがあり運動機能の低下が見え始める。何とかこの段階で機能の低下を防いで進行を食い止めたいところ。一般的には消炎鎮痛剤、関節包内注射などを行うことが多い。
ステージⅡ:凍結の進行(痛みは10週~36週続くことが多い)
肩の痛みあり。ここまで来てしまうとステージⅢとⅣにまで進行する可能性が高い。関節包内の容積の減少と滑液(関節内の潤滑液)の減少が生じて、組織の破壊が始まる。モビリゼーション(関節の緩やかな押圧による治療)が有効となる。痛みの出る動作をなるべく避けた方が良いが、痛みのない範囲内では関節を動かすようなエクササイズが必要となる。
ステージⅢ:凍結の完了(関節の硬さは4~12カ月続く)
肩の痛みなし。筋肉の委縮や過度な筋緊張を生じる。腕を動かす際の動作がうまくできなくなり、二次的に首や背中に張り感や痛みを生じることが多い。運動神経の極度の機能低下が生じる時期。痛みを増加させないように可動域を改善していく治療が必要となる時期。
この時期に積極的な治療を行うことで、予後の善し悪しが決まる。カイロプラクティック治療+セルフエクササイズが効果を発揮する。温浴などで肩を温めることで血液循環を促進して、老廃物の代謝を促進することも良い。
ステージⅣ:解凍の時期(6カ月~2年くらい)
肩の痛みなし。痛みはほとんどなくなっているが、神経系が肩まわりの正常な関節運動機能を忘れてしまっている。関節と筋肉のリハビリによって、柔軟性と筋力の回復、運動神経の正常化を行うべき時期。背骨や胸郭などの体幹の機能も向上させることで、肩の働きを大幅に改善することができる。
四十肩・五十肩のアプローチ方法
四十肩・五十肩の解消には手術などを行わずに手技や物量などの保存療法を用いることが大半です。これまで病院や整骨院などで行われていた従来の治療では、温熱療法(電気、超音波、温浴など)、消炎鎮痛剤、肩関節への局所注射(神経ブロック、軽度の麻酔薬)、局部へのマッサージが主流でした。これらの治療法よりも効果が高いとされる新しいアプローチも徐々に出てきました。
<四十肩・五十肩> オススメしたいアプローチ
- カイロプラクティックによる関節モビライゼーション
- IASTMやPercussorによる筋膜リリース
- LLLT(近赤外線光線療法)による筋肉の緩和、疼痛抑制、血液循環促進
- インナーマッスル強化やストレッチなど運動療法の処方
カイロプラクティックの関節アジャストメント
素早いスラストで痛みを誘発することがないように細心の注意を払った上で関節可動域を広げる操作を行います。肩関節を痛みの出ない範囲で1分間の押圧を行い、これを10~15分ほど繰り返す治療となります。また、肩の機能の関わる頚椎と胸椎などの背骨については、積極的な矯正を行うことで、疼痛の抑制と肩の可動域の改善にもつながります。
運動療法とリハビリテーション
運動療法としては、背骨、胸郭、肩甲骨、鎖骨の動きと安定性を回復することがとても重要となります。肩関節の土台となる肩甲骨とそれを安定させる体幹部分の機能を整えることで、疼痛の緩和とかなりの動きの改善が期待できます。
四十肩・五十肩が進行する段階に応じて、痛みの出ないような工夫をしながら関節運動・筋力を回復し、筋肉と組織の柔軟性向上、血液循環の改善を行うことが大切です。
肩関節自体を安定化して、腕を挙げる軌道を整えるためには、ローテーターカフの中でも棘上筋の筋力回復が必須となります。
運動療法の指導では、セラバンドやトレーニングチューブ、眼球運動や平衡感覚から運動機能を強化する機能神経学リハビリテーションを用いて、四十肩・五十肩のアプローチを行います。運動が苦手な方にもお家で行っていただくエクササイズを丁寧に指導いたしますので、お気軽にご相談ください。

近年のアメリカで勧められるのが、関節内注射(肩関節包内に生理食塩水を注入する)による関節内圧の上昇を行う治療です。米国ではカイロプラクターがドクターの資格を有するため、この関節内注射をカイロプラクティックのクリニックでも実施することができます。親しい米国のカイロプラクターに聞いた話では、この関節内注射と関節モビライゼーションを実施することで、以前よりも肩の治療効果が高くなったということを聞いています。
日本国内でも少数の整形外科では、関節内注射を実施しているので、当院でのカイロプラクティック治療と併行して受診していただくことも選択肢の一つだと思います。
栄養素の欠乏について
四十肩・五十肩を炎症組織の痛み反応として考えると、MSM(メチルスルホニルメタン)・アロエベラ・ビタミンCなどの抗炎症作用のあるサプリメント、運動神経の神経伝達を回復するビタミンB12、筋肉を作る原料になるタンパク質とアミノ酸、関節を柔軟にするコラーゲン、関節の老化を防ぐグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などを積極的に摂ることはオススメです。

コラーゲンは、鉄・ビタミンC・タンパク質でできているため、これらを日常的に意識して摂ることで中長期的には関節回りの人体や関節包を強化することができます。
四十肩・五十肩の場合、多くの人は疼痛に敏感で体が疲れやすくなります。疲労回復を促す意味でも全身の代謝を促進するための運動や水分摂取、ビタミンB群、鉄・亜鉛、三大栄養素(炎症抑制のために糖質は控えめ、特に脂質とたんぱく質を積極的に摂取する)をバランスよく摂りましょう。
治療による関節や神経系の調節に加えて、栄養や運動を積極的に取り入れて体の治癒力を高めることが痛みの緩和や関節機能の回復には不可欠だと思います。
四十肩・五十肩の治療 <世界の最新研究データ>
Chiropractic management of frozen shoulder syndrome using a novel technique: a retrospective case series of 50 patients.
Murphy FX, Hall MW, D’Amico L, Jensen AM
J Chiropr Med 2012 Dec;11(4):267-72. doi: 10.1016/j.jcm.2012.07.001.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23843759
フローズンショルダー(肩関節周囲炎、四十肩、五十肩)の患者50人に対して、新しいテクニックを用いたカイロプラクティック治療の調査結果です。40代~70代の男女50人(男性20人、女性30人)に対して、平均28日間治療を行いました。疼痛スケールと肩関節の外転運動の可動域を数値で評価し、頚椎と胸椎のマニュピレーション(関節矯正)による介入を行い、治療前後での評価を行いました。
結果、50症例のうち、16人は100%の回復をみせ、25人は75-90%の改善、8人は50-75%の改善、1人が0-50%の改善となりました。
四十肩・五十肩の8割を超える患者さんが、平均28日間のカイロプラクティック治療の後に肩の痛みと可動域に大幅な改善がみられたという結果が報告されています。
<サンスマイル八王子のコメント>
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎、癒着性関節包炎)では、そのほとんどが運動神経の命令が低下して正しい関節運動を行うことが出来なくなっています。痛みが強く発症した後にはさらに運動パターンが崩れやすくなり、神経系の正常な働きが損なわれて自分ではもとの正しい体の状態を思い出せなくなってしまいます。
カイロプラクティックの背骨矯正は、この乱れた神経系の働きと間違った運動パターンを正常化する効果があります。四十肩・五十肩は痛みや動きの制限が長期間(数カ月~数年)におよぶことがあるつらいお悩みです。痛みをかばった姿勢や間違った動作が一度身についてしまうと、自分自身だけではなかなか元の状態に戻すことが難しくなってしまいます。専門家による正しい治療の方向づけとマネージメントが早期回復を手助けします。
サンスマイル八王子では、背骨矯正と肩関節のモビリゼーション、リハビリによる運動神経系のリセット、筋肉治療による循環促進、インナーマッスルの強化、足りない栄養素の補填などを症状の段階に応じて、処方いたします。四十肩、五十肩など肩の障害でお困りの方は一度相談ください。
The effect of anterior versus posterior glide joint mobilization on external rotation range of motion in patients with shoulder adhesive capsulitis.
Johnson AJ, Gogdes JJ, Zimmerman GJ, Ounanian LL
J Orthop Sports Phys Ther 2007 Mar;37(3):88-99.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17416123
米国のリハビリテーションセンターで行われたマニピュレーションの効果に関する研究結果です。
癒着性関節包炎(肩関節周囲炎、四十肩・五十肩、)の患者20名に対して、肩関節の外旋と外転の最終可動域のポジションで前方と後方に滑りの押圧(モビリゼーション、関節矯正法の一つ)を加え、さらに可動域が広がる場合にはこれを次の可動範囲まで深める。
これを週に2-3回で合計6回の治療(15-22日間)行ったところ、最終可動域で後方への圧を加えたテクニック(肩関節の牽引、外旋、後方への押圧)を用いたとき(最低でも1分の保持を行い、これを15分繰り返す)、3回目の治療までに肩関節外旋可動域の大幅な改善が見られた。20人中4人はモビリゼーションの最中に“ポン”とか“カクッ”というような関節の動きを経験し、痛みはなく即時的な可動域の改善が見られた。
<サンスマイル八王子のコメント>
四十肩・五十肩(癒着性関節包炎、肩関節周囲炎)の患者さんを数多く診させていただい経験では、発症から数カ月が経過すると多くの人で肩関節の前方への巻き込み(巻き込み肩)と肩甲骨の挙上(耳と肩間のスペースが狭くなる)が見られるようになります。背骨や肩の関節矯正のプロであるカイロプラクターにお任せください。
研究結果にあるように、“巻き込み肩”の人では肩関節の外旋運動に制限が生じ、まずはこれを改善させることが治療の第一目標となります。外旋運動に低下が生じると、肩関節を外転(腕を肩よりも高く上げること)ができなくなり、痛みを長期化させてさらなる柔軟性の低下を生じます。
サンスマイル八王子では、肩関節の触診と矯正を行う専門家(WHO基準カイロプラクター)が、一人ひとりの痛みと状態に合わせて、肩の操作をていねいに行ないます。四十肩・五十肩の痛みや動きの不自由さにお困りの方は、早い段階でのご相談をオススメします。
Treatment of Frozen Shoulder Using Distension Arthrography (Hydrodilatation)
A Case Series: J Keith Simpson, BA(HONS), DC, PhD. And Richard Budge, MBChB, FRANZCR
Australas. Chiropr. Osteopathy. Jul 2004; 12(1): 25–35. PMCID: PMC2051310
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2051310/pdf/aco121-025d.pdf
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2051310/
オーストラリアでカイロプラクターと外科医師の協力のもとで行われた調査報告です。
フローズンショルダー(日本語では、四十肩・五十肩、肩関節周囲炎)は、つらい痛みが長期に及ぶ筋骨格系の障害として一般的に知られています。これまではっきりした原因が掴めていませんでしたが、実際には肩関節包被膜内圧(関節内の容積)の減少が原因となって痛みが発症しているケースが非常に多いということを報告しています。
700症例に対して、関節容積を人為的に膨張させるために肩関節造影のもと関節内に生理食塩水を注入する処置を行ったところ、その多くで処置後には痛みと動きの大幅な改善がみられています。
発症から数週および数カ月の期間を目安に、比較的早い段階での関節内注射を行うことができれば、四十肩・五十肩の回復を早めて医療費の削減にもつながるという結論を出しています。
<サンスマイル八王子のコメント>
四十肩・五十肩の患者さんに関節包内注射を行うことは、減少した関節内の容積を回復させて肩関節の関節運動と肩甲骨と上腕骨の骨運動を正常化に行なう手助けとなります。関節内圧が低下し、関節被膜が委縮した状態では、通常の滑らかな関節運動が行われずにゆがみやアンバランスを悪化させる原因になります。
四十肩、五十肩のケースでは、炎症がある治まった段階では、肩を痛みのない範囲で運動させることで関節滑液の循環を促して関節包内の容積を回復させることを行います。関節内注射は時間をかけずに容積の回復を行うことができる手段であると言えるでしょう。
米国や豪州では、カイロプラクターがドクターの医療資格を政府が公認しているため、カイロプラクティック治療の一環として、関節内注射をカイロプラクティックのクリニック(保険も適応されることが多い)で受けることができます。少しでも早く患者さんに良くなってもらうために、こういったベストな選択肢を優先して提案できる欧米の合理的な風土が背景にあると思います。
日本の医師法では整形外科や外科医師に関節内注射をしてもらいながら、カイロプラクティックオフィスでの関節アジャストメント、運動療法と栄養指導を受けることがベストな改善を促す選択肢だと思います。
<四十肩・五十肩ケア> 施術料金
オーダーメイド・カイロプラクティック
- 初回施術料 5,300円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 5,800円/30分
*背骨の矯正、筋肉調整、リハビリ運動指導、食事・栄養指導などを上記に含みます。
カイロプラクティック&光線療法アプローチのダブルケア
- 初回施術料 7,400円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 7,900円/30分
*肩の痛み、四十肩・五十肩、肩関節周囲炎、インピンジメントなど、肩関節の障害による痛みや不調でお悩みの際には、LLLT(近赤外線光線療法)とカイロプラクティックの併用により、より早い回復の促進が期待できます。
*病院での検査データ(MRI、X線画像、血液検査など)について
お手元にある場合、施術の際に参考となりますので来院時にお持ちください。
WHO基準カイロプラクティック・肩関節専門・整体院
サンスマイル八王子
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