【顎関節症の症例】急な顎の痛みで来院

顎関節症のお悩み

顎の痛みで食事が出来ない

頭痛もひどい

20代女性　事務職　日野市在住

【痛みと状態】

2、3日前から口を開ける事が大変
顎の痛みによって1週間前から頭痛を感じている
食事も柔らかいものしか口にできない
過去に歯医者さんでマウスピースを購入したことがある
3、4年前にも顎が開けにくくなったことがある
無意識に奥歯に食いしばってしまう癖がある
最近、夜中に目が覚めたり眠りが浅いと感じる
日野在住の知人に紹介されてサンスマイル八王子に来院

【検査と施術】

開口の動きに制限（指1本しか入らない）
左右の外側翼突筋が過緊張
顎を前に突き出す姿勢
後頭部、頚椎の歪み
顎関節の開口制限
右首の筋肉が過緊張
頚椎、胸椎の矯正
腰椎、骨盤の矯正
頭蓋の調整
顎の筋肉バランス調整

猫背姿勢

【施術後の感想】

初回の施術後は、４．５ｃｍぐらいまで開口することが出来るようになった
無意識のうちに体に力が入ってしまうことが多いので、教えていただいたエクササイズを日常生活に取り入れて、意識的に身体のリラックスを促したいと思います。
3回の治療で開口時の制限もなくなりスムーズに動かすことが出来ました。
現在では食事にも問題がなくなり、仕事も集中して取り組めています。

【担当のコメント】

今回はストレスから頭蓋、首周りの筋肉が過緊張したことにより顎関節に負担がかかっていたケースです。顎と首と頭蓋は神経学的・運動学的に密接な関わりがあるので、今回のように首や頭部の位置（顎を前に突き出す姿勢は良くない）、首の関節の可動性などは顎関節の改善には重要です。

頭の重さは、脊椎上でバランスと安定が保たれなければなりません。頚椎分節・頚部深部筋膜の張力、顎関節の動き、舌骨筋と上肢帯構造の活動を安定させるのに発生する力の間には、生体力学的な関係が存在します。

さらに重要なのは、姿勢からくる負荷、筋肉の緊張状態、および関節の機能障害が、頚部痛、頭痛、咀嚼の異常運動に関わっていることがあります。

頭の骨と顎の骨（頭蓋・下顎骨複合体）は、顎関節、歯、咀嚼筋および舌骨から構成されています。顎関節は体の中でもっとも活動的な関節で、なんと１日に2000回以上も働いています。

咀嚼、嚥下、呼吸、言語活動などの働きを担っている関節なので、顎の痛みや顎の運動異常を起こすとと日常生活にも大きな支障がうまれてしまいます。

顎関節の筋肉

顎を開けるための筋肉と関節

頭部は顎関節と環椎後頭関節を動かす筋肉によって体幹と連結しています。頭部の姿位（普段の姿勢、仕事中の頭の位置など）は、これらの筋肉の緊張状態に依存しているため頭と下顎骨の動きは密接に関係します。したがって、頚部の姿位、頭部の姿位、下顎骨の安静位のいずれかが変われば、残りのものも変化します。

サンスマイル八王子カイロプラクティック・整体院では、骨あるいは軟部組織の非対称性、歯の不整列、腫脹などに注意しながら顔面と顎を検査によって精確な評価を行っています。顎の開閉する状態を観察して、可動域の偏りがないか、またクリック音がしないかを確認します。

顎関節に関わる施術としては、まず背骨や肩甲骨まわりの関節矯正をおこなうことで関節の動きを柔軟にしてあげることが大切です。運動神経と自律神経の働きを正常化させることで、筋肉、腱、関節にある固有受容器の機能も回復する効果が期待できます。神経系の働きを向上することがカイロプラクティックケアの大きな特徴です。

軽度～中度の顎関節症・顎の痛みであればカイロプラクティックで十分に回復が期待できます。
歯科医での歯列矯正など大掛かりな治療をする前にサンスマイル八王子に一度ご相談下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。顎関節に問題のある方はお気軽にご相談ください。