【妊婦さんの症例】首と肩の痛み、妊娠中の手のしびれ

つらい首と肩の痛み

１ヶ月前から左腕～左手指のしびれ

妊娠７ヶ月で来院

30代女性　事務職　立川市在住

【初回時の訴えとお悩み】

1ヶ月程前に寝違えで首と肩の痛みが発症
その3日後、痛みが強くなり、腕～母指、示指、中指にしびれを感じるようになった
朝が一番つらく、横に寝る体勢になると楽になる
整形外科で診察を受けたが、妊娠中は薬を使えないので治療を受けられなかった
家事をすることもままならないので、出産や育児が出来るか心配
妊娠7カ月、手の腱鞘炎ではないかと心配している

【検査と施術】

首を右に倒した姿勢で来院
左に首を倒したり、上を向く動作で愁訴が誘発
C5、C6領域の感覚鈍麻、腱反射低下、筋力低下
上部胸椎の可動性が著しく減少、胸腰移行部、骨盤部の歪みがみられた
左円回内筋、上腕二頭筋、大胸筋の過緊張
手足がむくんでいる
仰向けと横向きの体勢で背骨と骨盤の歪みを矯正
左腕から肩にかけて固くなった筋肉の緩和

【施術後の感想】

日常を送ることが辛くて大変でしたが、今ではすっかり良くなって家事も出来るようになりました！今後どうなることかと心配していたのでホッとしています。
今後も出産に向けた体調管理のためにカイロプラクティックに伺いたいと思います。

【担当コメント】

左首肩の痛みと左腕、手指のしびれを感じて来院されました。妊婦さんということもあり、他の整体院では施術を断られてしまったたようで、たいへんお困りになられていました。手の痛みについては腱鞘炎ではないかというご心配もされていました。

初診時は真っ直ぐ前を向くことができず、首を斜めにしながらカウンセリングや検査をしていきました。お体の状態としては、下部頚椎部の椎間板が横に膨隆することで神経を圧迫している可能性が疑われました。

頚椎の歪みを説明

妊娠中は座って生活をすることが多くなっていたそうで、背中が丸く固まり、首が前に傾くことで頚椎椎間板の負担が強まっていたのだと思います。手足のむくみなど水分代謝が追いつかず、水分を豊富に含む椎間板に問題が生じたと考えられます。椎間板障害を伴ったマタニティケアは構造的な歪みの改善と血液やリンパ循環の促進を目的にアプローチすることが必要になります。

施術内容は胸椎と骨盤の関節の矯正と鎖骨下動脈、腋窩動脈、上腕動脈などの動脈に沿って固くなっている筋肉の緊張の緩和、鎖骨周りのリンパ循環を促すようにアプローチしました。左腕～背中の動きが良くなって頚椎椎間板の負担が少ない姿勢がとれるようになると症状も改善をみせ、７回目の来院時には家事が出来るぐらいにまで回復しています。

現在では不調がなくなり、出産に向けた骨盤矯正と体調管理に起こし頂いています。

先日、安産のためにマタニティヨガに挑戦したいと笑顔で報告を受けました。前向きな生活が送れるようになって本当に良かったです。