【膝痛の症例】 腸脛靭帯炎、左ひざと太ももの痛み
腸脛靭帯炎の疑い
左膝の痛みで来院
ランニング中に膝の痛みを感じる
多摩市在住 40代男性 大学教員
【初回時の訴えとお悩み】
- 3週間位前からランニング中の膝の痛みを感じている
- 最初は軽いジョギングであれば膝の痛みが出ることが無かったが、今では軽く走るだけでも左膝のまわり、太ももの外側、お尻の横に痛みを感じるようになり、趣味のランニングを控えている
- 元々、股関節や足首の関節が固く、自分でストレッチをしてもなかなか柔軟にならない
- 2ヶ月後にマラソン大会を控えているので、膝の痛みを解決してランニングフォームも正したい
- 整形外科ではレントゲン撮影後に湿布と鎮痛剤を処方された
- 多摩市、八王子市周辺のスポーツ整体、スポーツ治療院を探して来院
【問診と検査】
- 歩行:左足の痛みをかばって、右足に重心を強くかけて歩いている
- 左足の内側アーチの増加と距骨下関節の外反減少
- 整形外科検査:ノーブルの圧迫検査(腸脛靭帯炎もしくは腸脛靭帯の摩擦症候群の評価法)で陽性。パテラタップ検査、膝蓋骨圧迫検査では陰性で膝蓋軟骨損傷と滑液包炎の所見はみられない。
- 関節の可動域:股関節の内転で膝の痛みの誘発、股関節の屈曲・外旋制限左仙腸関節の屈曲制限
- 足首の底屈制限、距骨下関節の外反制限
- 筋力検査:左の長・短内転筋・薄筋の筋力低下、右の大腿筋膜張筋・中殿筋の筋力低下。左右の腹斜筋の筋力低下。
- 筋肉:左大腿筋膜張筋と小殿筋のトリガーポイント(緊張と圧痛があり、筋肉を伸ばすと痛みが誘発される)、腓骨筋(すねの筋肉)の筋緊張
- バランス検査:片足立ちでバランス検査を行うと、左右ともに5秒ほどで体幹がグラグラする
- 関節のゆがみ:股関節、骨盤、足の関節(距骨下関節、立方骨)、腰椎に歪みとズレ
【Noble Compression Test、ノーブルの検査】
ノーブルの圧迫検査は、腸脛靭帯炎もしくは腸脛靭帯の摩擦症候群の検査です。膝が30度程曲がった状態で、外側上顆に強い痛みを訴えたときに陽性となります。この痛みがランニングやスクワットなどの運動時、日常生活の活動時の痛みと同様であれば、腸脛靭帯炎の可能性が疑われます。
【施術】
- 股関節、足の関節(距骨下関節、立方骨)、腰椎の関節矯正
- 骨盤ブロックを用いたカテゴリーⅡで骨盤のねじれを矯正
- 左大腿筋膜張筋・小殿筋の筋膜リリース、トリガーポイント治療
- LLLT(Super lizer)とIASTMを用いた腸脛靭帯の腱・癒着リリース
- 腸脛靭帯周辺のセルフストレッチ、セルフ筋肉リリースを指導(ストレッチポール、ロールグリッドを使用)
【施術のご感想】
- ランニング中の膝の痛みと太ももの張り感があり、病院でマッサージ、電気治療、鎮痛剤を処方されて試してみましたが膝の痛みがなかなか治まらず、痛みの原因がはっきりせずにとても悩んでいました。
- 初めてカイロプラクティックを受けましたが、検査の後に膝の痛みの原因として腸脛靭帯炎の疑いがあるというお話を聞きました。骨盤や股関節などの矯正と太ももの筋肉の治療をしてもらい、3回目の時には歩くときの膝の痛みはなくなって、5回目のときには痛みなく走ることができるようになりました。いまはメンテナンスのために月に1~2回の施術をしてもらっているので、膝の痛みが再発することがありません。施術を受けたあとはいつも足や股関節のまわりが軽くなって、柔軟性が上がるのがとても嬉しいです。
【担当コメント】
左膝の痛み、太もも外側とお尻の外側の痛みでご来院されたケースです。
膝の痛みの原因は、ランニング時の負荷によって大腿筋膜張筋という筋肉の腱部分(腸脛靭帯)の組織癒着が起きていることが疑われました。腸脛靭帯炎は、ランナー膝のひとつで、膝の曲げ伸ばしや長距離のランニングなどのオーバーユース(過使用)によって生じる膝と太ももの障害です。
サンスマイル八王子でもこれまでに数多くの腸脛靭帯炎の患者様のご来院があり、一人ひとりの状態に合った治療計画を立てて、適切な処置を行うことで大半の方が改善されています。
腸脛靭帯炎などの結合組織の癒着が起こる要因としては、下半身の骨格の歪み、足の変形や機能低下によるバランスの乱れ、骨盤まわりなど体幹の支持性の低下、ランニングフォームの乱れ、下肢の筋疲労と血液循環の低下などが挙げられます。
これらの要因に対して、カイロプラクティック関節矯正、LLLT(近赤外線光線療法)、IASTMツール、Percussor&DMSマシン、血液リンパドレナージュなどのテクニックを用いて、総合的なアプローチを行います。
腸径靭帯炎の方の場合には、足の歪みや股関節の柔軟性低下、骨盤の歪みなどをお持ちの方が大半で、これらの関節歪み矯正をしっかり行った上で、大腿筋膜張筋のトリガーポイントや腱のリリースを行うことが大切です。
今回はランニングフォームの改善のためにも、大腿筋膜張筋の拮抗筋である内転筋の強化、共同筋である腹斜筋の強化などを行うための、リハビリ指導も行いました。
腸脛靭帯炎など筋肉や腱を損傷した際、どこかの筋肉に偏った負担がかかっている原因は、骨格のゆがみによる位置感覚の誤認識と間違った運動パターンにあることがほとんどです。
サンスマイル八王子では、カイロプラクティック機能神経学の評価とアプローチを用いて、運動パターンの正常化と正しいランニングフォームを身につけるお手伝いをしています。
スポーツ医学の本場、米国と欧州で認知されているFICSのICCSPプログラムで160時間のスポーツカイロプラクティック専門コースで学んだスタッフが施術を担当します。原因不明の膝の痛み、ランニング障害など、お気軽にご相談ください。
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<膝関節 ケア> 施術料金
オーダーメイド・カイロプラクティック(スポーツ整体、リハビリ指導を含む)
- 初回施術料 5,300円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 5,800円/20~30分
*運動療法とリハビリ、スポーツ整体、経絡治療、背骨の矯正、筋肉調整などを上記に含みます。
カイロプラクティック&近赤外線光線療法のダブルケア
- 初回施術料 7,400円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 7,900円/30分
*膝の痛み、膝関節症、半月板損傷、腸脛靭帯炎、鵞足炎(がそくえん)、オスグッドシュラター、前十字靱帯損傷に関わる膝の障害でお悩みの方で早期解決を希望される方には、ダブルケアをオススメします。
スーパーライザー、Rumix2などのLLLT(近赤外線光線療法)とカイロプラクティックの併用により、より早い回復を促進することを目的としています。
*病院での検査データ(MRI、X線画像、視覚・聴力検査、血液検査など)について
お手元にある場合、施術の際に参考となりますので来院時にお持ちください。
子供・学生/施術料金
初回 4800円(検査料、施術料などすべて込み)
初回は検査・説明を入れ、40分~50分が目安となります。
2回目以降の料金
- 乳児~小学生以下 \4,100
- 中学生・高校生 \4,600
*お子様・学生の皆さまは、2回目以降は20分前後/回の時間目安です。
*運動療法・リハビリをご希望の際にも上記学生料金にてご利用いただけます。
近赤外線光線療法 料金
1,050~2,100円/回(カイロ施術と同時に受けた場合)
WHO基準カイロプラクティック
サンスマイル八王子
東京都八王子市子安町1-26-14-102
JR中央線・横浜線・八高線、八王子駅南口より徒歩4分
京王八王子駅より徒歩10分
高尾、西八王子、八王子みなみ野、あきる野、立川、日野、橋本、相模原からも口コミ来院多数
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