【難聴の症例】 急性の低音障害型感音難聴で来院
突発的な難聴で来院
耳鼻科では低音障害型感音難聴と言われた
3週間前から話し声が聞こえにくい
八王子市在住 30代女性 主婦
【初回時の訴えとお悩み】
- 3週間前から左耳で話し声やテレビの音が聞こえにくくなった
- 耳鼻科での検査後、低音性感音性難聴(ALHL)と言われた
- 聴力検査の結果、左耳側で低音領域(400Hz以下の音域)の聴力低下が診られた
- 最近、仕事が忙しくなり、身体の疲れがたまっている
- 難聴になる少し前から首の痛み、背中の張り感がある
- 難聴のせいか、最近は寝付きが良くないので睡眠不足になっている
- 八王子市にいる知人に紹介されて来院した
【検査と施術】
- 姿勢:頭部が前方にある姿勢(クレーンネック)
- iPhoneアプリの聴力チェックでは、左側のみ400Hz以下の音が聞き取れない
- 自律神経測定機器では、疲労が強いレベル、首周りの血流の低下
- 安静時の脈拍が86/分、酸素飽和濃度97
- 首と肩まわりの筋肉の緊張が強い(胸鎖乳突筋、上部僧帽筋など)
- 頚椎、胸椎の可動域の低下、関節のゆがみ
- 首まわりの冷えがあり、鎖骨下動脈と頚部の血流の低下
施術:
首と背中の関節ゆがみ矯正、頭蓋矯正(側頭骨、蝶形骨)
首と肩甲骨まわりの筋肉治療(IASTM、accustim+ストレッチ)
頚部、肩周りの動脈・静脈血流の促進(percussor、superlizer)リンパドレナージュ、交感神経系抑制のための星状神経節および上頚神経節の近赤外線光線照射(Rumix2)
【施術のご感想】
- 初回の施術後には眠気をかなり感じて、その日の夜は久しぶりに熟睡しました。翌朝はすっきり起きることが出来て、久しぶりに身体が軽くなりました。
- 耳鼻科では低音性感音性難聴と言われていました。
- 2回目に伺ったときには、初回に聞こえなかった400Hzの音が聞こえるようになり、300Hzくらいまでは聞こえるようになり、びっくりしました。3回目の施術のときには、200Hzくらいまでは聴力が回復していました。
- カイロプラクティックを受けてから、聴力がみるみるうちに回復して、5回目の施術のときには左耳と右耳の聞こえにくさに差はなくなり、耳鼻科での検査でもほぼ正常まで回復したと言われました。
- 背骨や耳に関わる自律神経の場所など、いろいろな観点から施術をしていただき、今ではすっかり耳の調子も良くなり、本当に助かりました。以前ほど身体に疲れを感じることもなくなり、今回お世話になって本当に良かったです。
【担当コメント】
耳鼻科でと言われた女性のケースです。発症から早めに当院に受診していただき、病院での治療と併行して、施術を行ないました。数回の施術で聴力が回復されたということで、お役に立てましたことをとても嬉しく思います。
最近、急性低音障害型感音難聴(ALHL)はここ数年よく診断される聴力に関わる耳の障害です。
内リンパ水腫の関与が指摘されており、急性で突発的な蝸牛症状(難聴、耳鳴、耳閉塞感、自声強調)が現れます。
耳鼻科での聴力検査では、左耳では400Hz以下の低音領域でのみ、音を聞くことが出来なかったという検査結果になり、神経回復のためのビタミン剤とステロイドホルモン剤を処方されてしばらく様子を見てくださいと言われたとのことです。
初回の来院時には、iPhoneのアプリ(アイケア)を用いて、低音領域の聴力チェックも行っていただいたところ、やはり左耳側でのみ400Hzの低音領域では音が聞こえないということをおっしゃっていました。TAS9による自律神経測定の結果、交感神経神経が優位で疲労レベルが高く、頚部周辺の血流の顕著な低下が診られました。
急性低音障害型感音難聴(ALHL)は、30代から50代の子育て世代の女性で多くみられる耳の障害ですが、発症の背景には、慢性的な疲れ、ホルモンバランスの乱れ、首や肩周りの血流の低下、自律神経の乱れが関わっていることが多いと言われています。また、低音の聞こえにくさと同時に低音の耳鳴りを生じることも多いようです。
過労や生活パターンの急な変化などが身体に過度な負荷をかけて、その結果、自律神経の乱れが起こり、血液循環の低下、筋肉の過度な緊張や強いコリ、関節の柔軟性低下が生じます。
感音性難聴は、耳の奥にある蝸牛という音を感知する器官と脳の神経ネットワークが何らかの影響でうまく機能しなくなり起こると考えられています。
当院ではこれまでにもたくさんの突発性難聴の方がご来院されており、その施術経験からは、頚部の動脈・静脈・リンパ循環を正常に回復することが、蝸牛内部の細胞を正しく機能するためにはとても大事であると考えています。
首周りの関節や筋肉の状態が整うことで、耳につながる内耳動脈の血流が回復し、聴力回復のための必要な栄養や酸素を循環させることを期待しています。
また、大脳機能の低下により、交感神経の優位な状態(疼痛過敏、神経過敏、酸素不足、リンパ循環低下、インナーマッスル筋力低下)になると、聴力を伝える内耳の細胞にも機能の低下が生じることが予測されます。この場合には、頚椎や胸椎の矯正により、自律神経をしっかり整えることが有効です。
急性低音障害型感音難聴(ALHL)のアウトカムに関して2015年にソウルの医科大学病院で発表された研究(Long-Term Outcomes of Acute Low-Tone Hearing Loss, J Audiol Otol. 2015 Sep; 19(2): 74–78.)では、数か月間にわたり適切な治療を行うことによって、急性低音障害型感音難聴(ALHL)の人の75.7%は完全に聴力を回復し、15.1%は部分的な回復が得られ、6%の人が悪化したというデータが出ています。
この追跡調査では、数か月間にもわたって投薬治療を行う必要がある人が多いというデータが示されています。
急性低音障害型感音難聴(ALHL)の回復で大切なことは、とにかく発症からすぐに何らかの治療を始めることです。
これまでの当院での施術事例より治療の時期が早い方のほうが聴力の回復が早いという印象を受けています。サンスマイル八王子では、体系的なカイロプラクティックテクニック(applied kinesiology、functional neurology、)と最新機器(accustim instrument、スーパーライザー、Rumix2)を用いて、自律神経の正常化と聴力回復のお手伝いをいたします。他所で回復しなかった方もあきらめずにお早めに一度お試しいただくことをお勧めします。
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難聴、耳鳴、めまい <施術料金>
カイロプラクティック
- 初回施術料 5,300円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 5,800円/20~30分
カイロプラクティック&近赤外線光線療法のダブルケア
- 初回施術料 7,400円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 7,900円/30分
*難聴・耳鳴りなど内耳機能に関わる障害でお悩みの方には、ダブルケアをオススメします。 スーパーライザー、Rumix2などのLLLT光線(近赤外線光線療法)とカイロプラクティックの併用により、より早い回復を促進することを目的としています。
*耳鼻科や内科など病院での検査データ(MRI、X線画像、聴力検査、血液検査など)について お手元にある場合、施術の際に参考となりますので来院時にお持ちください。
WHO基準カイロプラクティック・難聴整体院 サンスマイル八王子
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