症例報告

症例報告

【頭痛の症例】後頭部頭痛の原因は飲みすぎ食べ過ぎ

後頭部頭痛の原因は消化不良

食べ過ぎ、飲み過ぎが続いた

後頭部の頭痛、右首の痛み、両膝の内側の痛み

 

八王子市在住 50代男性 会計士

 

頭痛の男性

 

【初回時の訴えとお悩み】

  • 数日前から後頭部に頭痛を感じる
  • 2週間前くらい前から右首につらい痛みを感じていた
  • 忘年会シーズンで食べ過ぎ、飲み過ぎが続いた
  • 仕事の接待が増える時期、年末シーズンになるとこういった頭痛を発症しやすい
  • 先週から食後にみぞおちの辺りがムカムカする日があった
  • 数年前に胆のうのポリープを摘出している
  • 八王子、日野、多摩周辺の頭痛整体、カイロプラクティックを探して来院

 

食べ過ぎと頭痛

 

【検査と施術】

  • 問診:この数週間は外食が続いていたので、脂っこい食べ物、強いお酒を毎日のように摂っていた。普段通っているスポーツジムにもほとんど行けずに運動不足になっている。
  • 胆のうの経絡で陽性反応:膝下筋の筋力低下、みぞおちの右側付近の圧痛、母指の人示指の間の圧痛、中部胸椎の機能障害、側頭部TSラインの圧痛
  • バイタルサイン:脈拍の亢進、血圧140/110、体温正常
  • 背骨のゆがみ:上部頚椎、中部胸椎
  • 頭蓋のゆがみ:側頭骨、後頭骨

 

背骨の検査

 

施術:

  • 頚椎、胸椎の関節矯正
  • 肝臓、胆のうの内臓マニピュレーション、反射点治療
  • Superlizerによる腹部組織癒着のリリース
  • 頭蓋矯正
  • 栄養指導:ビタミンA、良質な不飽和脂肪酸を含む食材

 

肩甲骨のゆがみ矯正

【施術のご感想】

  • 胆のうの働きと頭痛が関係していることを説明されて、とても予想外でびっくりしました。
  • 2回目の来院のときには首の痛みはすっかりなくなっていた
  • 4回目の施術のころには、食後のムカムカがなくなり、それと同時に頭痛もなくなりました。
  • 胆のうの働きを良くして今後の再発を予防するためにも、継続的に月に1~2回の施術をお願いしています。

 

頭痛解消で元気な男性

 

【担当コメント】

頭痛の原因は様々なものがありますが、消化機能の低下が首の痛みや頭痛につながることが我々の臨床の現場では珍しくありません。今回は食べ過ぎ、飲み過ぎが原因となり、頭痛と首の痛みが出ていたケースをご紹介します。

胆のうは体の右側にある臓器で、肝臓でつくられた胆汁を一時的に蓄えて凝縮し、食事の時にこの消化液を十二指腸内に放出する消化器官です。胆のうから放出される胆汁が担う主な生理作用は、脂肪の消化と吸収です。胆汁には胆汁酸、ビリルビン、コレステロールなどが含まれており、胆汁酸は脂肪を乳化して消化酵素の働きを助けるため、小腸における脂肪の吸収を助ける作用をもっています。

肝臓と胆のう

 

コレステロールやビリルビンは胆のうや胆管内で石状に固まることがあり、これを胆石といい、激しい痛み(腹痛、腰痛、背部痛)や黄疸の原因となります。

腹膜の癒着と消化機能の低下

肝機能障害、胆のう疾患(胆石、胆のうポリープ、胆のう炎など)の既往がある方の場合には、肝臓や胆のう周囲の結合組織の癒着を疑われます。関節を支持する靭帯のように臓器を背骨につなぎとめておく組織を腹膜といい、この腹膜など臓器を覆う膜が何らかの炎症や手術後にはこの組織が固まって動かなくなることを癒着といいます。

胆のうや肝臓まわりの癒着がおこると、胆管が極端に萎縮したり狭くなるため、胆汁の通過が困難になり、油の消化能力が低下することがあります。今回の訴えで診られた食後のムカムカは、この胆汁分泌能力の低下が関係していたと考えます。

 

内臓マニピュレーション

内臓マニピュレーションと歪み矯正

今回のケースでは、肝臓と胆のうの間で可動制限が診られ、軽度の癒着があることが疑われました。ここに近赤外線光線療法による結合組織のリリース、胆のうと肝臓の間に内臓マニピュレーション、胆のうに関わる胸椎の関節矯正を行いました。

これらのアプローチ方法は安全性が高く、副作用や施術時の痛みはありません。4回目の施術頃には、胆のう周辺の血液循環と代謝促進がなされたこともあり、食後のムカムカがなくなり、頭痛もなくなったということです。

胆のうポリープ、胆石、胆のう炎、胆管炎などの既往をお持ちの方の場合には、手術後や病院での治療後、数年が経過したのちに周囲の癒着や臓器の可動低下が残り、機能低下を起こすことがあります。

この場合には、当院で行うカイロプラクティック・整体による脊椎矯正、オステオパシー内臓マニピュレーションを行うことで、胆のう機能の改善を促すことをおすすめします。

急性期の胆のう炎、組織の炎症、胆石症などはカイロプラクティックの適応にはなりませんので、消化器内科に受診し、詳しい検査を実施してください。

胆のう機能の強化にはビタミンAを含む食材(レバー、うなぎ、ニンジンなど)が有効です。また、油分の摂取で気をつけたいのは、酸化していない不飽和脂肪酸を選択することです。

 

肝臓と胆のう、コレステロー代謝
肝臓と胆のうの役割。消化液をつくる肝臓と消化液をためておく胆のう。

 

オレイン酸の豊富なエクストラバージン・オリーブ油や、n-3系脂肪酸ではαリノレン酸の豊富な亜麻仁油やえごま油、IPADHAの豊富な魚の油などを選択し、これらを定量摂ることが肝機能や胆のう機能の強化には大切です。

また、食事中の消化を促すためには、一回の咀嚼回数を25~30回行う、大根おろし・キュウイなどの消化酵素を多く含む食べ物を一緒に摂る、食後すぐに15~20分程度ウォーキングするなどを習慣として取り入れてもらうよう指導します。

 

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サンスマイル八王子カイロプラクティック

<頭痛ケア> 施術料金

カイロプラクティック

  • 初回施術料 5,300円/50~60分(検査料と施術料込み)
  • 2回目以降 施術料 5,800円/2030

カイロプラクティック&近赤外線光線療法のダブルケア

  • 初回施術料 7,400円/50~60分(検査料と施術料込み)
  • 2回目以降 施術料 7,900円/30

 

*頭痛に関わる障害でお悩みの方で早期解決を希望される方には、ダブルケアをオススメします。

スーパーライザー、Rumix2などのLLLT光線(近赤外線光線療法)とカイロプラクティックの併用により、より早い回復を促進することを目的としています。

*病院での検査データ(MRIX線画像、聴力検査、血液検査など)について

お手元にある場合、施術の際に参考となりますので来院時にお持ちください。

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