【コロナ下の自粛疲れ】目の奥の頭痛、イライラしやすい
頭痛、眼精疲労
コロナ下のオンライン疲れ
ストレスでイライラしてしまう
40代男性 八王子在住 エンジニア
【初回時の訴えとお悩み】
- 新型コロナウイルスの感染予防のため、外出自粛生活のスタート、4月からテレワークになった
- 職場では立ち作業も行っていたが、自宅ではデスクワークをしている
- ここ最近、パソコン作業を長時間行って疲れが溜まってくると目の奥に頭痛を感じるようになった
- さらにストレスでイライラしがちになり、仕事に集中できない
- 自宅にパソコン机や椅子がないため姿勢が丸まってしまう
- 頭痛の改善方法をインターネットで調べて実践していたが、効果は乏しかった
- 頭痛の悩みを友人に相談したところ整体がいいと聞いたので、サンスマイル八王子に来院
【問診と検査】
- 目の検査:目で指を追ってもらうときに眼球が動きにくい
- 姿勢検査:頭部前方位、顎が前に突き出た姿勢
- 脊柱検査:頸椎の回旋可動域の減少、胸椎の伸展可動制限
- 触診 :目の周り、額、眉間、こめかみの圧痛、後頭下筋、上部僧帽筋の過緊張
- 筋力検査:頭部屈筋群、下部僧帽筋、大胸筋胸骨部、菱形筋の筋力低下
- 内臓検査:横隔膜、肝臓の膜の可動性減少
- 経絡検査:肝経の機能低下
【施術】
- 脊柱:上部頸椎の回旋、胸椎の伸展方向に背骨を矯正
- 筋肉施術:後頭下筋、上部僧帽筋の筋膜リリース&IASTM、頭部屈筋群、下部僧帽筋に筋紡錘テクニック
- 内臓マニピュレーション:横隔膜、肝臓の膜をリリース
- 経絡施術:肝経に関わるツボを刺激
- 体操療法:胸椎の伸展体操、横隔膜のストレッチ
- アドバイス:姿勢を改善するための体操、目を休めること、腹式呼吸の指導
【施術のご感想】
- 施術直後から目が開いた感じがして目がスッキリしました
- 当分テレワークが続く予定なので目を休ませながら姿勢を気を付けたいです
- 不思議なことにイライラすることもだいぶ減りました。何か分からないけど気持ちが楽になりました
【担当コメント】
今回の目の奥の頭痛は、以下の3つの原因があったようです。
- パソコン作業による目の筋肉・神経の疲労
- 姿勢不良による頭頚部の血流低下
- 目に関わる肝臓の機能低下
パソコン画面を見続けることは眼球を内側に固定し、ピントを合わせようと目の筋肉を過剰使用するため眼精疲労が生じます。さらに目の筋肉は動眼神経などの脳神経によって制御されており、筋肉を制御する神経の疲労も目の奥の頭痛の原因となります。デスクワーク環境としては、自宅にパソコンをするための机や椅子がなく、姿勢を崩しながら作業をされていたようです。
姿勢不良によって頭蓋骨や背骨が傾くと頭部から肩周りにかけての血流が阻害されるため、目の疲労回復が遅れてしまいます。眼精疲労の回復には目にいく血流量を増やすことが大切です。そしてもう一つが肝臓の機能低下による目の影響です。
中医学では肝は目を養うと考えられていますが、肝経の働きが低下すると眼精疲労など目の不調が表れることがあります。特に経絡は感情との関わりが強く、ストレスでイライラすることは肝経のエネルギーの循環に影響を及ぼします。慣れないオンライン会議やテレワークなど外出自粛の影響でかなりのストレスを感じていたようです。
施術としては、目の筋肉や神経の働きを回復するため頭蓋や上部頸椎の歪みを矯正しました。頭蓋骨は23の頭蓋骨からなり、100の縫合によって結合しています。頭蓋骨の縫合は僅かな可動性があるため、微妙に運動が生じると考えられています。この頭蓋骨の運動には頭蓋骨の中を流れる脳脊髄液の循環が関わっています。
脳脊髄液は神経機能の保持に役立っていますが、姿勢不良などで頭蓋骨の動きが減少すると脳脊髄液の循環が停滞し、視覚情報を送る視神経や目の筋肉を制御する動眼神経の機能低下につながることがあります。この状況で目を酷使すると神経疲労が起こりやすく、目の奥の頭痛が生じやすくなります。特に眼精疲労に関わるのは動眼神経、視神経、眼の動脈などが近くを通る蝶形骨と前頭骨、上顎骨などの眼窩を構成する頭蓋骨です。そして目に血液を送る内頚動脈が頸椎に並行しています。
このため頭蓋骨と上部頸椎を矯正することで目の神経機能向上や血液循環を促す効果が期待できます。そして頭部を支える筋肉や背筋群を強化することで姿勢の改善につながり、鎖骨周囲の動静脈の流れが良くなり、頭頚部への血流がさらに促されます。
それに加えて肝臓に関わる背骨の矯正、内臓マニピュレーション、血液やリンパ循環の反射点、肝経のツボを刺激し、肝臓に関わる機能低下の改善を図りました。肝臓の働きを制御する自律神経は胸椎の5番目から出てきますので肩甲骨周りの可動性域を広げていくことも必要になります。
肝経の働きが低下するとエネルギーの流れが身体を上行するため、頭痛だけではなく、のぼせや熱感を生じることもあります。
このような不調は肝経の働きが改善すると消失しますので、肝経のツボを刺激し、エネルギーが上行しすぎないようにアプローチしていきました。2回の施術で目の奥の頭痛を感じることはなくなりました。眼精疲労は目の使い過ぎが主な原因になりますので、セルフケアや予防対策をして日々疲れを溜めないことが重要です。
目の疲労回復のセルフケアとして
目を休める:1時間に1回、1分間、目を閉じることで筋肉を休め、目の疲労をコントロールしましょう。
姿勢を正す体操:猫のポーズのように丸まった背骨を伸ばすことで2、3時間に1回は姿勢を良くする時間を作りましょう。
ストレスを緩和する呼吸法:ストレスへの対処法として有効なのは腹式呼吸法です。肝経が乱れると呼吸が浅くなり、肩が上に上がりやすくなります。腹式呼吸をすることで、自然と肩が下がり、肝経のエネルギー循環が良くなっていきます。
外出自粛期間中はテレワークやスマホの使い過ぎなど目を酷使する生活になっていた方が多いと思います。一度、目が疲労し、頭痛が起こると、生活を変えても持続することがあります。
このような場合は疼痛を感じる神経が過敏になっている可能性があります。施術は疼痛の過敏性をリセット効果がありますので、お困りの方はご相談くださいませ。
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<頭痛ケア> 施術料金
カイロプラクティック
- 初回施術料 5,300円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 5,800円/20~30分
カイロプラクティック&近赤外線光線療法のダブルケア
- 初回施術料 7,400円/50~60分(検査料と施術料込み)
- 2回目以降 施術料 7,900円/30分
*頭痛に関わる障害でお悩みの方で早期解決を希望される方には、ダブルケアをオススメします。
スーパーライザー、Rumix2などのLLLT光線(近赤外線光線療法)とカイロプラクティックの併用により、より早い回復を促進することを目的としています。
*病院での検査データ(MRI、X線画像、聴力検査、血液検査など)について
お手元にある場合、施術の際に参考となりますので来院時にお持ちください。
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