症例報告

症例報告

【野球肩の症例】 長引く腰痛、肩と肘の痛みで来院

野球肩と肘の痛みで来院

体重が増えて、腰痛が長引いている

野球歴18年

30代男性  デスクワーク 八王子市在住

パソコン仕事とデスクワークの肩こり

 


【痛みと状態】

  • 数週間前から肩と肘に痛みを感じている
  • 野球の練習でボールを投げるときに肩とひじの痛みが強くなる
  • ここ数年で体重が増えて、体の動きが重たくなった
  • 昨年、朝の洗顔時に腰を屈めたときに背中にグキッと痛みが出て立てなくなった。それから腰痛になった。
  • 週に一回草野球をやっているが腰を痛めてから思うように動けない(投げられない)ようになった
  • ポジションはサードかレフトを守ることが多い
  • 多摩市にいるご親戚から紹介されて、サンスマイル八王子に来院

 

野球肩と野球肘 ピッチング 投球 フォロースルー

 

 

【検査と施術】

  • 姿勢分析①: 下位交差症候群の所見あり (腹筋、殿筋群の弱化、大腿前面、姿勢筋の過緊張)
  • 姿勢分析②: 腰椎の過剰前弯、猫背、右肩は前方への巻き込み
  • 下半身と体幹の可動域:腰椎の屈曲制限、股関節の屈曲制限、内旋制限
  • 肩の可動域:肩甲骨の柔軟性低下、胸郭(胸椎、肋骨)のゆがみ
  • 骨盤、股関節、足関節の歪み

 

腹筋と背筋のバランス:反り腰と腰痛の原因

 

【カイロプラクティックの施術、リハビリ指導】

  • 背骨のゆがみ矯正(頚椎、胸椎、腰椎)、骨盤矯正
  • 股関節のストレッチ、足の関節ゆがみ矯正
  • 回旋筋腱板(棘下筋、小円筋)強化トレーニング
  • 体幹の筋肉のリハビリ(腹斜筋、横腹筋、大殿筋)
  • 腰や背中の負担のかからない日常生活上での動作指導
  • 正しい投球フォームの指導

【施術後の感想】

  • 仕事柄、一日中デスクに座っていることが多く、運動不足を自覚していました。ここ数年でお腹がポッコリして、体重も8kgほど増えてしまいました。その影響か昨年、初めてぎっくり腰をやってしまいました。
  • 腰痛は強い痛みが引いたものの、痛みや不安から動かす怖さがあります。ときどき腰の痛みが強くなることを気にしていたせいか、今度は野球をしているときに肩と肘に痛みを感じ始めました。
  • 腰痛と肩の痛みがなかなか改善しないので、知り合いに相談したところ、サンスマイル八王子を紹介してもらいました。カイロプラクティックを受けてみました。全身のバランスを診てもらい、腰痛、肩と肘の問題がなぜ起きていたのかかわりやすく説明してもらい、エクササイズの指導もしてくれます。スポーツ整体で体を診てもらうと、施術の後は体が軽くなり、腰と肩の痛みも気にならないまでくらいに回復しました。
  • 痛みがなくなったあとも体のメンテナンスのために月に一回くらいはカイロプラクティックを受けています。これからもよろしくお願いします。

 

野球肩と野球肘 ピッチング 投球

 

【担当のコメント】

投球運動には、肩やひじだけでなく、背骨や骨盤を中心とする全身の運動機能が大きく関わっています。特に骨盤・腰・股関節など上半身を支える土台となるため、この部分に問題が生じていると肩やひじなどの末端部位にも大きな負荷を強いることにつながります。

 

腕や肩など上肢のスポーツ障害を起こす背景としてよく診られるのが、体幹や下肢の柔軟性低下と安定性の低下です。腰回りや骨盤がしっかり安定した状態で機能していないと、肩やひじに余計な負荷がかかり、野球肩や野球肘などのスポーツ障害を起こしやすくなります。

 

今回のケースでは、体幹(腹筋、大殿筋の筋肉低下)の支持力の低下と、上半身(肩、肘、手首)との連動性の乱れが目立っていました。昨年、急性腰痛になられたことをきっかけにして、慢性的な腰の痛みを抱えるようになってしまったとのことで、それ以来野球の練習や試合のときにもいつも腰の状態を気にされていたそうです。

 

慢性的な腰の痛みは本当につらいですね。野球のときもお仕事のときにも腰を気遣いながら体を動かされていたそうで、大変お困りのご様子でした。

 

腰痛 サンスマイル八王子カイロプラクティック

 

 

下肢については、下位交差性症候群の兆候が診られました。骨盤を中心とする筋のアンバランスがあり、特に下半身の前後バランスの大きな乱れがありました。よく起こりがちことですが、急性腰痛・ぎっくり腰の後は腹筋や殿筋など体幹の筋力が急激に弱くなることがあります。ここ数年で体重が急激に増えてことも影響し、急性腰痛をきっかけにしてお腹まわりの筋力が低下し、骨盤を支える力が落ちてしまったことが下位交差性症候群を起こすきっかけになっていたようです。

反り腰と腹筋の低下
腹筋、殿筋の筋力低下が腰痛の原因かもしれません。 骨盤が前傾する”反り腰”は、骨盤矯正でしっかり正した上で、インナーマッスルのリハビリを行うことが大切です。

ぎっくり腰など急性障害が起きた時には、炎症による強い痛みが治まってからも筋力の低下や可動域の減少など、本来の機能を取り戻すためには、相当な時間がかかることが多く、自身の自然回復だけでは元の運動機能を取り戻すことが難しいことがあります。スポーツのケガや急性痛みが起こったとき、いち早く体の機能を回復し、運動機能を高めるためには、カイロプラクティック・スポーツ整体の施術を行ない、その後で段階的なトレーニングとリハビリを行うことをお勧めします。

 

急性腰痛の後遺症、慢性化した腰の痛み、野球肩や野球肘など、長引く痛みやスポーツの障害でお困りの際には、我慢をせずにお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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