【急性腰痛の症例】 ダイエット中の腰痛、消化不良が原因
ぎっくり腰で来院
ダイエット中の腰痛
急性腰痛で一週間経っても痛みが続いている
昭島市在住 20代女性 会社員
【初回時の訴えとお悩み】
- 二週間ほど前から腰痛になり、痛みがなかなか引かずにつらい状態が続いている
- 歩いたり、腰を後ろに反らしたり、椅子から立ち上がるときに腰の痛みが強くなる
- 1カ月前からダイエットを始めて、生野菜やナッツ類をたくさん食べていた
- そういえば、最近はお腹の膨満感を感じてゲップが出やすくなっていた
- 以前から便秘になることが多く、意識的に食物繊維の豊富な生野菜を摂っている
- 早食いのクセがあり、いつも食事は10-15分くらいで済ませてしまう
- 整骨院に何度か通ってマッサージと電気治療を受けたが痛みは変わっていない
- 八王子に住む知人に紹介されてサンスマイル八王子に来院
【問診と検査】
- 姿勢:反り腰で骨盤の前傾が診られる。小腸の下垂で食後は下腹部が出やすい。
- 骨盤の高さが左右で異なり、右側が低い。
- 脚長差:右側の短下肢(うつ伏せでは右足が短くなる)
- 右仙腸関節の可動制限、右肋椎関節の柔軟性低下
- 中部胸椎、下部胸椎、頚椎のゆがみ
- お腹と足が冷えている。特におへそのまわり、ふくらはぎが冷たい
- 腰仙部(骨盤の腰椎の間)に浮腫(皮ふのむくみ)が診られ、軽く圧をかけると痛みを感じる
- 小腸の自動性と可動性の低下。小腸のセラピーローカライゼーションで大腿四頭筋の筋力低下
- 回盲弁機能の低下、大腿筋膜張筋の筋力低下
- 上腕二頭筋腱、第2頚椎右関節突起に圧痛
- 大殿筋(お尻の筋肉)の筋力低下
【施術】
- 右仙腸関節の矯正(骨盤矯正)、胸椎、頚椎の矯正
- LLLT(super lizer)を用いて、腹部(小腸の周辺)の温熱促進と血行促進
- 腰痛のある部位周辺にLLLT照射(Cold laser)
- 回盲弁、小腸の内臓マニピュレーション
- 回盲弁、小腸の経絡治療(上腕二頭筋腱、第2頚椎、大腿外側と内側の反射点)
- 腰部と股関節まわりのリンパ反射点のドレナージュとふくらはぎの血行促進
- お尻の筋肉の収縮運動とリハビリ
- 食事の摂り方指導 ⇒生野菜、ナッツ類など消化しにくい食べ物を避けて、消化の良い食べ物を時間をかけてよく噛んで摂るように指導した
【施術のご感想】
- 腰痛が出てから2週間ほど痛みを我慢しながら仕事にいき、動くのがつらそうに見えたせいか、会社の同僚にサンスマイル八王子さんを勧められて、思い切って予約の電話をさせていただきました。
- 整骨院に3回ほど行って、電気をあてたりマッサージをしてもらいましたが、今回の腰痛はよくならずにとても困っていました。
- 最初こちらで診ていただいた際、先生が検査していたときに「ナッツや生野菜などを最近たくさん食べませんでしたか?」をいう質問をされ、実際たくさん食べていたことを言い当てられてとてもびっくりしました。まさか、最近変えた食事の中身が腰痛の原因だとは思っていなかったので、驚くばかりでした。
- 初回の施術の後には、痛みがなく椅子から立ち上がることができるようになったことでびっくりしました。3回ほど通ったときには、腰痛はすっかりなくなり、お腹の治療をしていただいたことで消化がよくなり、お腹の張りや膨満感もなくなりました。本当にありがとうございます。
【担当コメント】
ダイエット中に食事内容を大幅に変えたことが原因となって消化不良を起こし、それが急性腰痛の原因となっていたケースです。腰痛やぎっくり腰の原因の一つとして、今回診られたような胃腸の働きの低下による消化不良と血行不良が挙げられます。
サンスマイル八王子では、アプライドキネシオロジー、内臓生体力学、内臓マニピュレーションなどのテクニックを用いた内臓器官の評価を行い、呼吸器、循環器、消化器、泌尿器、生殖器、内分泌器の機能改善を目的とした施術を行っています。胃腸の機能低下や消化不良が原因となり、ぎっくり腰や急性腰痛になっていたケースがこれまでにも多々あります。

今回は小腸に加えて回盲弁(盲腸近くにある大腸と小腸の仕切りをつくる弁)の働きが低下していたために、太ももの外側の筋肉が低下したり、骨盤まわりの血行が低下したことが、腰部の痛みにつながっていたと考えられました。胃が痛くなると同時に背中の痛みを感じることがあるように、便秘や下痢、消化不良による膨満感、ガスの滞留などを訴えているときには、小腸・盲腸・大腸付近での機能異常を疑うことができます。
お腹まわりの冷えは、全長で6~7mあると言われている小腸周辺の毛細血管の血流低下を示唆してため、最新のLLLT(深部5cmまで温熱効果を発揮するスパーラーザー)を用いて、血流促進を行った上で小腸と回盲弁の内臓マニピュレーション・内臓整体を施しました。
小腸、大腸、盲腸に関わるリンパ循環の低下が診られ、血行不良が筋肉や関節周辺にも拡がっていたため、リンパドレナージュと神経リンパ反射点のアプローチを施しました。食事指導としては、生野菜やナッツ類は消化しにくいため、野菜であれば熱を加える調理法(蒸す、煮る、傷炒めるなど)を用いたものをしばらくは摂ることが望ましく、ナッツ類は消化機能が改善するまでは控えていただくことが望ましいと思います。
食事の際には時間をしっかりかけて、早食いにならないように一度口に入れたものを25~30回は咀嚼することが望ましいと思います。
今回のようになかなか痛みがなくならない腰痛、ぎっくり腰が長引いているなどの方では、胃腸の機能障害による消化不良、子宮や卵巣・前立腺の機能異常を疑ってみることも必要です。腰痛の原因はひとそれぞれ異なり、筋肉や関節のアンバランスをはじめとして、内臓のズレや自律神経の乱れなど多角的な側面から考える必要があると実感しています。
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